この話の導入部として、
AFPBBNEWSが伝える
新聞VS.ニュース集約サービスで激論、「Web 2.0サミット」
米経済紙ウォール・ストリート・ジャーナル(Wall Street Journal、WSJ)のロバート・トムソン(Robert Thomson)編集長が21日、米インターネット検索大手グーグル(Google)に対し、インターネットでのニュース購読を「フリーセックス化している」とかみついた。米サンフランシスコ(San Francisco)で開催中の「「Web 2.0サミット(Web 2.0 Summit)」でのことだ。
トムソン氏はさらに、オンライン上に発表された調査記事や報道記事と、グーグルのように他者の仕事を集約しただけのものの違いを強調し、例えば危険地帯からの報道に必要な特派員の派遣代など、「現時点では大半の負担は発信源のほうが負っている」と応じた。「グーグルや(オンライン・ニュースサイトの)ハフィントン・ポスト(Huffington Post)のやっていることは巧妙だが、それは『創造』ではない。少々工夫した『おうむ返し』だ」
槍玉にあがったハフィントン・ポストのエリック・ヒッポー(Eric Hippeau)最高責任者(CEO)はトムソン氏に「あなたがそうもグーグルを嫌うわけが分からない。オンライン出版はグーグルのおかげでこんなに巨大な流通を生んでいる」とグーグルを擁護した。
さらにWSJと同じ「古い」出版界の代表格、米ニューヨーク・タイムズ(New York Times)紙のデジタル部門担当副社長マーティン・ニーゼンホルツ(Martin Nisenholtz)氏も、同紙の売り上げはここ数年変わっていないと述べ、インターネットによって紙媒体の新聞は消えるというのは「決まり文句なだけだ」と討論をなだめた。
さらにニーゼンホルツ氏は報道機関にとってはチャンスだと主張し、「ウェブによって得るものも失うものもある。『止めてくれ』というだけならば、インターネットに押し倒されてしまうだろう。自分たちなりの方法で革新を遂げていかねばならない」と強調した。
ハフィントン・ポストのヒッポー氏は、今後ますます多くの人がオンライン・ニュースを求めるようになり、それはジャーナリストにとって新たな機会を生むだろうと予測した。「われわれはジャーナリズムの黄金時代にいる。それをありがたく生かそうではないか」
ハフィントン・ポストの成功については、すでに歌田さんが報告している。
歌田明弘の「地球村の事件簿」maglog版
アメリカの急成長ニュースサイト「ハフィントン・ポスト」が成り立つ理由
調査会社のコンピートのデータによれば、ハフィントン・ポストの7月のユニーク・ユーザ数は660万人。
CNNやニューヨークタイムズ、ヤフーなど大手メディアやポータルサイトを除いた単独の政治関係サイトのなかではハフィントン・ポストはトップだ。クリントン・スキャンダルをすっぱ抜いたことで有名なドラッジ・レポートは270万人なので、倍以上の開きでリードしている。大手テレビのCBSも上まわり、ワシントンポストの利用者数に近づいている。大統領選挙が終わると、アクセス数がガタッと減るのが政治サイトの宿命だ。
昨年夏前には250万人の利用者だったが、選挙が近づいた9月、10月に一挙に530万人にまで増えた。しかし、選挙後の12月には466万に落ちた。けれども1月には648万人と、選挙終盤戦のピーク時よりも利用者数を増やしている。
こうした、新聞メディアの変化がAOLの方向転換に拍車をかけているように思われる。
先日日本でも、毎日新聞が公的支援を訴える訴える社説を載せていたが、新興勢力の台頭の中変革期に突入したのでしょうね。
(毎日新聞の元記事は削除されているみたいなのでH-Yamaguchi.netの「新聞への公的支援を検討しよう」を参照として載せておきます)
変革期を的確に捉えていると思われるAOLの動向には注意が必要そうですね。
AOL
湯川鶴章のIT潮流
AOLにヤメ記者3000人
人材市場に流れ出た優秀なコンテンツ作製者をネット企業が雇用し、最新テクノロジー使ったコンテンツ管理システムで効率よく良質なコンテンツを世の中に出していく。
新しい情報配信システムを有効利用できない企業、経営者に退場命令が出たあとに、新しい企業、経営者が、良質なコンテンツを求める人と良質なコンテンツを作る人を結びつけるようになる。
TechCrunchJapan
元GoogleのTim Armstrong、AOLを低コストの巨大コンテンツサイトへと密かに改造中
現在ArmstrongはAOLが生産するコンテンツの量を拡大することに熱狂的に努力を集中している。AOLは同名のメインサイト以外に、Bill Wilsonの指揮するMediaGlow事業部の下で75もの特定テーマの専門サイトを運営している。あれこれ合わせて、AOLのジャーナリストの数は急速に増えている(現在3000人)。
新CMSは、さらに多数の外部ライターを活用できるようにして、AOLの巨大コンテンツ・サイトへの変身を助けるためのもののようだ。このシステムには外部のフリーライター、ビデオ制作者などに対し、ページビューや広告のクリック数に応じて報酬を支払うシステムも組み込まれる。新CMSは高度なトラフィック統計や広告運用システムを完備した大規模なブログ・プラットフォームを想像すればよいだろう。
現在すでにDemand MediaはDemand Studiosと呼ばれる似たようなシステムを運用している。DemanStudioはライター、編集者、ビデオ制作者に年間で合計$17M(1700万ドル)の報酬を支払っている。Demand Studioでは独自のサイトを運営する他に、記事やビデオを外部サイトにも供給している。AOLも同様の事業ができるだろうし、コンテンツだけでなく広告も提供できるはずだ。
新CMSは何千、あるいは何万という外部寄稿者から比較的安い報酬でコンテンツの提供を受け、自動ないし半自動で即座にサイトのページを生成することができる。AOLは特定のトピックについて、人手をほとんどかけず半自動でページを生成するシステムをLove.comで実験中だ。 このテクノロジーは以前に買収したRelegenceのものを使っている。
CNETJapan
AOL、取締役に9人のメンバーを任命–タイムワーナーからの分社化控え
2009年春に同社のCEOに就任したTim Armstrong氏はリリースで「実績のあるリーダーで構成された素晴らしいグループを取締役に迎えることができて、AOLは非常に幸せである」述べた。「AOLはメディアとコンテンツの未来を創造するという使命を帯びている。そして、われわれが戦略の焦点を絞り、さらに極めて高い倫理基準で会社を経営する上で、AOLの取締役会は中心的な役割を果たすだろう」(Armstrong氏)









































